2013年9月30日月曜日

ブログ引っ越しました

Word Pressを使ってみたかったのと、随分と昔から更新してるブログで、一旦仕切り直してみたくなったのとで、ブログ引っ越しました。

http://firststar111.wordpress.com/

相変わらず細々としか書いていませんが、こちらをブックマークして頂けると嬉しいです。

2013年5月1日水曜日

自分の仕事って? 考え方と作り方の話

西村佳哲さん 『自分の仕事をつくる』を読みました。



「仕事をつくる」と言われたとき、皆さんは何を思い浮かべますか?

僕は、こう自分に問うた時、自分の専門分野をつくるということかな。と考えていました。


言い換えると、自他共に「これはアイツの仕事だ」と認知するということです。自分だけが思っているだけではダメで、他人が任せたいと認めるから、仕事が自分のものになる。そんなふうに考えました。


この本で西村さんが仰っている『自分の仕事をつくる』というのは、これとは少し違うかも知れません。


僕がイメージした『自分の仕事をつくる』は、すでにある仕事を自分のものにするにはどうすればいいか という考え方。 

西村さんの『自分の仕事をつくる』は、生きていく中で、何もないところから自分の仕事をつくるにはどうすればいいか という考え方です。

つまり、「自分発の仕事をつくるにはどうすればいいか」を考えていく本です。


ところで、仕事なんて言われてもピンときませんよね。 人によってずいぶんと解釈の異なる言葉だと思います。 ここでは、仕事を「自分と社会を繋ぐもの」と捉えるとわかりやすいと思います。


仕事をする主体である、私 と 仕事のアウトプットを受ける、社会 という関係で、自分と社会は繋がっています。 もともと他人である私と社会を繋ぐものが仕事です。

この本の書き出しはこんな言葉ではじまります。

目の前の机も、その上のコップも、耳に届く音楽も、ペンも、紙も、全て誰かがつくったものだ。
街路樹のような自然物でさえ、人の仕事の結果としてそこに生えている。

私たちは、数えきれない他人の「仕事」に囲まれて日々生きているわけだが、ではそれらの仕事は私たちになにを与え、伝えているのだろう。

この世界は一人一人の小さな「仕事」の累積なのだから、世界が変わる方法はどこか余所にではなく、じつは一人一人の手元にある。多くの人が「自分」を疎外して働いた結果、それを手にした人をも阻害する社会が出来上がるわけだが、同じ構造で逆の成果を生み出す事もできる。  ”

こんな出だしで、働き方研究科西村さんの話ははじまります。

「世界は仕事によってできていて、仕事の質によって人を阻害することもできれば承認することもできる」というメッセージです。

例えば同じ服をしまうにしても、丁寧に作られた「いい仕事」な箪笥にしまうのと、ホームセンターで買ったカラーボックスにしまうのとでは、全社の方がより「自分は大事にされている」という気持ちを感じます。

ホームセンターのカラーボックスは、「価格相応の機能」は持っているものの、目につかない部分はペンキが塗られていなかったりして、どうも「自分は大事にされている」という気持ちにはなりません。

それでも、世の仕事は後者が主流で、この仕事を蓄積していった先には、仕事が人を阻害する社会ができる・・という訳です。


この仕事の質というのは、何もB to  Cのビジネスに限ったことではないと思います。

オフィス内でも、丁寧につくりこまれた資料を受け取れば嬉しい気持ちになるし、やっつけ仕事で仕上げたメールを見ると悲しい気持ちになります。

せっかく社会と繋がる手段が仕事なら、いい仕事をしてきたいな。と思いますよね。


本の内容としては、いい仕事をつくる為、どんな働き方があるかをオムニバスに紹介し、それぞれの章での結論が出されていきます。


僕が考えるこの本の結論は、「共同体の中でどう振る舞うか。それが仕事をつくる」です。

気になった方、是非読んでみてください。読後の感想シェア楽しみにしています。

2013年4月14日日曜日

台湾出張と、地元の春

再来週、台湾出張に行くことになりました。

海外出張の多い会社で、今までも上海・広州と行ってきましたが、今度は台湾。 しかも、はじめての単独海外出張です。


正直、かなり不安です。


市場調査が目的なので、調査方法を決めるところから準備を始めています。
お客さんを訪問し、景況感について伺ったり、使用している商品の話をしてくるので、まず訪問先を決めなければなりません。

台湾のスタッフとメールでやりとりし、訪問先の目星を立てたところで週末になりました。

「一人で行って、失敗できない」と思い込むと、なかなかプレッシャーを感じてしまいます。
そんな浮足立っていた今週、実家に帰省する予定ができ千葉に帰ってきました。





近所を散歩すると、ちょうど菜の花が見ごろ。吹いてくる風に花の匂いが乗り、いい気持ちです。

途中、天気が崩れ雨が降ってきたのですが、雨の降り出しと共に蛙の鳴き声が聞こえ、聞き耳を立ててしまいました。


久しぶりに帰省すると、ずいぶんな田舎に住んでいたんだな。と思います 笑


帰省するまでは出張の事が頭から離れなかったのですが、懐かしい景色を見て散歩し、自然に触れているうちに、自然とリラックスすることができました。

エネルギー充電して、『ま、オレならできるっしょ!』てな具合です。


思えば、大学時代の活動でもしょっちゅうプレッシャーを感じていました。
コカコーラでのプレゼン作り、市役所 観光課の方との折衝。ついつい背負って「辛い」と感じた時にはこうやって散歩して、気を紛らわせていたものです。

この習慣のおかげで、自分のセンスオブワンダーを取戻し、どうにかやってこれました。

プレッシャーで浮足立った時、こうやって落ち着ける場所があるのはありがたい事ですね。
台湾出張、頑張って行ってきます!

2013年4月13日土曜日

仕事の価値の感じ方

今週は2日間、1つ下の後輩君と出張でした。

車で東京から神奈川へ移動する道中、「これから、どんな仕事をしたいの?」という会話になりました。




後輩『デカいプラントつくりみたいな、大規模な仕事がしてみたいっすね~』

僕『でも、会社でできる大規模な仕事ってしがらみが多くて大変だと思うよ。だったら小規模でも自分の裁量で切り盛りできる仕事の方が楽しいんじゃない?』


同じ会社で働く新卒でも、価値を見出す仕事って違うもんですね。

僕は元々現場嗜好で、外出して自社製品をつくっている工場のおっさんと仲良くなったり、身近なところで改善をしたりするのが好きなタイプなので、正直プラントつくりとか言われてもそそられません。

現場(というか、自分の感性が働く範囲)から離れてしまう気がして、どことなくツライイメージを持ってしまいます。

でも、プラント設立のような一大プロジェクトに憧れる人が多いのもわかります。

自分の資本でどうこうできるものではないので、後世に語り継げる経験になるはずです。

でも、こういう大規模な仕事って自分で取り組んだ気が薄いような気がします。
既に大規模な仕事を経験された方は、『そんなことはない。自分でやった仕事だよ』と仰ると思いますが、自分にとっては日常と経験が離れ過ぎていてイメージができません。


自分が経験したことのある範囲の、小さい仕事のイメージから始まり、経験を重ねるごとに規模の大きい仕事がイメージできるようになるのかな。と思います。


今はまだ、プラント設立は目標に持てないです。 
目先の仕事の規模を少しづつ大きくして、やがてはプラント設立くらいの大きな規模間の仕事をしたいと思います。


僕は、自分のできるイメージがないと楽しそうだと思えないんですよね。後輩君はできる・できないをすっ飛ばしてイメージができる人なんでしょう。

理想だけでもダメですが、現実ばかり見ていると発想が限定されてしまいます。
たまには、『この仕事かっけぇなぁ』と憧れる仕事探しをしてみるのもいいかもしれません

2013年3月31日日曜日

暇と退屈の倫理学 読後感

最近、帰りの早い日が続いたのでよく本を読みます。

先週読んだのがコチラ
暇と退屈の倫理学





副題は、『人間らしい生活とは何か?』

「何をしてもいいのに、何もすることがない」なんて退屈な時間、あなたも持った事はありませんか? 

思えば、僕はずっと退屈な時間と戦ってきた気がします。

高校生の時は、退屈な授業の最中に読書に勤しみ(通算100冊近く読んだかな?)、大学時代、空いた時間ができるとすかさず予定を入れていました。

ぼんやりと、“普通でいたくない!”なんて考えを持ってたので、“無駄な時間”を過ごさずに何かし続けていたかったんですよね。
とはいいつつ、授業サボって友達とディズニーに行ったり、観覧車に何時間も並ぶようなデートもしてたんですけど。笑


結構マセた子供だったので、まさしく「何をしてもいいのに、何もすることがない」なんて思っていて、「一体オレは今、何をすればいいんだ?」なんて考える事が多かったです。
とは言っても勉強は嫌だし、田舎ですることもなかったので、「とりあえず本読むか!」と思い至ってからは相当な“暇”を読書でやり過ごしてきました。

こんな、「何者かになりたいけど、何をすればいいかわからない」なんて退屈な時間を送っている貴方にお勧めの本です。

本書は論文のような構成になっていて、ところどころ文献を引用しながら暇・退屈の正体を暴いていきます。最終章はしっかり“結論”という名付がされており、筆者の結論が述べられます。

一応の内容要約はこんなカンジです。

・暇:生活に必要な事をしなくて済む、手の空いた時間
・退屈:
第一の退屈:望むものがあるのにそれが手に入らない状態
第二の退屈:何かをしているが、しながらにして退屈している状態
第三の退屈:何となく退屈
→人が環世界の移動を頻繁にできる故に生ずる状態。環世界とは“天体学者”“生物学者”のように特定の知見を持つが故に捉えられる世界のこと。人は場合により“天体学者”“生物学者”それぞれの環世界を体験することができる。 一つの環世界に留まれないから人は退屈する

・結論:退屈への対処法
退屈への自分なりの理解をする
贅沢をする。豊かにくらす術を身に付ける
人間として楽しむ事、すなわち思考すること

ただし、僕の稚拙な要約ではこの本の面白さは伝わりません。
この本の筆者も言っているのですが、読書は体験であるので、通読してこそ教養が涵養されていきます。つまり、読みながら論考を追う事で自分なり「わかった」という経験につながるんです。

本書の言葉を借りると“自分にとってわかるとはどういう事かを理解する”事が読書の醍醐味。気になった方は是非本を手にしてみてください。

それにしても、久しぶりに面白い読書体験でした!こういう体験があるから、読書はやめられないですね

2013年3月5日火曜日

まっとうな同窓会をつくろう

今まで2回開催してきたチャレンジセンター同窓会ですが、単発の飲み会はここら辺にして、そろそろ次のステージに持っていきたいと思います。


今まで、

同窓会=卒業生が昔の仲間と集まってする飲み会

になってしまっていましたが、現役の学生も卒業生も気兼ねなく参加できる交流会にしたいと思います。

また、運営母体は「チャレンジセンターネットワーク」のような名称にし、組織化しようかと思います。
クローズネットワークをつくって、参加者に自由にアクセスできる『活動の基盤』にできればいいな・・と考えています。

ネットワークでは参加者をしっかり把握して、交流会を通じ、できるだけ『次につながる繋がり』をつくりたいです。

例えば、現在の居住地毎にテーブルを分け交流してもらうとか。

東京の交流会で出会った人が沖縄に住んでいたら、次に会うのって難しそうですよね。 
なのでまずは、近くにいる仲間と出会える会をつくれたらいいんじゃないかと考えています。


タイトルで、『まっとうな同窓会』と書きました。
まっとうという言葉に、『同窓生同士がつながり、いつでも協力できる関係をつくる』という理念を盛り込みたいと思っています。


僕らチャレンジセンター参加者は、流行に敏感で、活動的な人が多いです。
こんなメンバーで同窓会の話をすると、「何か企画をしよう!」という話になりがち。

でも、そんな企画に関われるのは、東京に住んでいる、一部のメンバーだけだったりします。
一部が盛り上がっても、それ以外の人が話に入れなく楽しめなくなってしまう。


僕らにとって重要なのは、企画をつくること以上に、基盤を持つことだと思うんです。


共通体験がある者同士が社会に出て、色んな事をしている。
海外で活躍してる奴もいれば、地元に帰って働いている奴もいる。

活動場所はそれぞれだけれど、基盤にはチャレンジセンターで活動していた経験があり、何かあった時にはすぐ繋がって、動き出せる。

こんな関係をつくりたい。


「活動は、もっとでっかくやってください。失敗しても、僕らが支えます。」

つまり、こんなカンジです。



■関連記事
チャレセン同窓会の収益について
http://yoiasa.blogspot.com/2013/02/blog-post_1068.html

同窓会、終了!
http://yoiasa.blogspot.com/2011/12/blog-post_13.html


2013年3月1日金曜日

情報は全感覚を満たせるのか?マルチメディア論

とっても面白い本に出会ったので紹介します。


西垣通 著
『マルチメディア』




一番面白かったのが、「マルチメディアはリアリティをどう変容させるのか?」を主題に、コミュニケーションのルーツに踏み込んでいく部分です。

”生来われわれ生物は感覚にもとづいて生きている。感覚器官から入ってくる情報にもとづいて環境世界のイメージを組み立てる。

これはゴキブリでも犬でも変わりはない。だからまず「感じること」が基層にあるはずで、これに上積みされる表層として「(論理的に)考えること」が位置づけられる。 すくなくとも、そう見なすほうが自然なのだ。 

1970年代に神経生理学者ポール・D・マクリーンが提唱した「脳の三層モデル」ははっきりこの説を裏打ちしている。

ヒトの脳は、生命の基本機能をつかさどる深層脳と、感情にかかわる中間脳と、論理にかかわる表層脳の三層からできており、霊長類特有の表層脳は進化のプロセスの最後に出現したという”


メディア論はじめ、文化系のこういった話はとかく抽象論になりがちですが、進化学を引用しながらサイエンスとして論理展開をしていく流れにハマってしまいました。


生物を専攻してた者らしく言うと、我々が知覚できる世界は感覚器官によって受容できる範囲のもの。感覚器官は生物の体格によるので、昆虫の知覚している世界をヒトが知覚することはできません。


実は昆虫や爬虫類にも目がついており、ヒトと同じイメージを見ているように思いますが、実は情報を網膜の神経で処理しているそうです。 つまり、知覚しておらず、反応しているだけ・・視界から離れた瞬間、先ほどまでのイメージは消え去ってしまうそうです。 同じように見えてると思っていたのに、驚きですよね。


哺乳類は情報を脳で処理する為、世界の記憶が可能です。
ヒトは視覚から情報を取り入れ、世界をイメージすることができます。 部屋にいながらネットで世界旅行をすることもできます。


ただし、視覚からの情報だけでは、結論しか得られず、感動は生まれません。


世界旅行の感動は、旅の資金を溜め、計画を練り、現地に訪れ、コミュニケーションを取りながら目的地に着く という流れ(ドラマツルギー)によって生み出されます。 これをすっとばして情報だけで知ったつもりになっていくと、何もかも、『ブルドーザーで慣らされた地面と同じ』になってしまいます。



上記の内容以外にも、情報化し人々の仕事に場の制約がなくなると、ノマド化する・・など、最近流行の言葉が並んでいました。

実はこの本、第一刷は1994年で今は絶版なんです。とても20年前の本だとは思えない内容でした。

古本屋で購入したのですが、こういう本との出会いがあるから書店はいいですよね

2013年2月25日月曜日

チャレセン同窓会の収益について

12月にチャレンジセンターの同窓会を開催しました。


昨年に続き2回目の開催。 皆さんに楽しんでもらえ、僕も新しい知り合いが増え、ハッピーな時間を送る事ができました。







楽しい時間を過ごしたあと、主催者としては次回に向けてブラッシュアップをしなければなりません。



開催から一か月後の1月、同窓会メンバーを集めて反省会を行いました。


主催者メンバーとして感じた成功点・反省点・打ち手について議論し、次回に向けての足掛かりができ、いいモチベーションになりました。

一方で、企画の継続に必要な収益面についての話ができていません。 

企画の準備に当たって最低限必要なHDDの購入など雑費が発生していますし、当日出たドタキャン分の参加費は全て実行委員で立て替えています。 

仕方のない事ですが、キャンセルは2年連続で発生しており、ぶっちゃけ赤字です。


同窓会は継続的に続け、チャレンジセンター関係者のプラットフォームにしていきたいと思っているので、収支を集計し、最低でもトントンまで持っていく必要があります。


今のところ、改善すべきは会場費と参加費の設定(社会人・学生で参加費が別)だと思います。

せっかくなので勉強も兼ねて、次回同窓会キックオフ会議で集計結果を発表してきます。
皆の承認が得られればここでも公開できるかも? 

タスクはちゃっちゃと手をつけよう

会社の作業依頼で、ちょっとミスをした。


3つの作業依頼があり、それぞれ納期が先週・今週・来週と別れていたので納期の早いものから着手。先週分は早々水曜に終わり、それ以外の2つはとりあえずステイ。 木・金はそれ以外の仕事を進め、早めに帰宅していた。


今週に入り、2番目の作業依頼にとりかかる。 作業中盤で、実は先週〆の作業との整合性が必要な事に気づいてヒヤッとした。

幸い、先週分がまだ修正できる時期だったので再提出させてもらい事なきを得ました・・


このままミスのスパイラルに入る予感がしたので、今日は来週納期のものまで5割進め、23時ちょい前に退社しました。



こういうミス、怖いんだよね。
特に集団で動いてるタスクでミスすると、ドミノ倒しで周りの人に迷惑がかかる。 

今回みたいに、単独のタスクを片付けた気になっても、実は他の作業との整合性が必要だったりすると危険。 作業の指示があったタスクは期限に関係なく、一通りちゃっちゃと手をつけた方がいいな。 と深く心に刻みました。

2013年2月18日月曜日

Go picnic at night. it's fan

何年か前に夜のピクニックなんて本が流行ったけど、このタイトルってかなりワクワクするね。
夜。仕事が終わって自由に過ごせる時間
ピクニック。日常から離れてリフレッシュする時間
カフェでこんなスティック貰うと、ちょっと嬉しくなる。
もっと夜を楽しまなきゃ!

大人は自由である

大学時代や高校時代、さらにその前を振り返って、『あの頃は自由だった!』なんて思う時もある。


特に、学生時代の友達なんかに会うとそう。 大学4年の、就職も、卒業も決まりひたすら飲み歩いていた頃を思い、『あの時に戻りたいよな~』なんて話をすることもある。 
実際、当時は毎日が夏休み。幸せだった。


それと対比して社会人には自由がない! なんていう。 本当にそうなんだろうか。


僕らは社会に出て、自分の力で稼ぐことを覚えた。 学生時代のバイトでは、とても稼げない金額の給料をもらい、生計を立てている。 (その多くが、残業代だとしても!)


稼いだお金でどこに住むのも自由だし、何をするかも自由だ。 もっと言えば何で稼ぐかだって、自由なんだ。


会社に勤めて、給料を貰う。 1ヶ月とか、短いスパンでこの行為を切り取ると、会社に行った対価として給料をもらっているように見える。 つまり、自由を売って給料をもらっているように見える。


でも、仕事の選択は本来自由でその職を選んだ結果として今の状態があるだけだ。

なろうと思えば、稼いだ金で学生に戻ることもできる。 旅にだって出れるし、飲み歩くことだって簡単だ。


問題は、この状態を自由だと考えるか、自由じゃないと考えるか、ってこと。なんじゃないか。
僕らは、もっと自由を噛みしめられる

2013年2月15日金曜日

情熱の向け先は、いくつも必要だ

昨日の会社帰り、21時過ぎに池袋から家へと歩いていたら、ジョギング中の上司と遭遇しました。

大通り沿いの広い歩道をてくてく歩いていたら『よう!』てな具合で声をかけられ、振り返るとランニングウェアの上司。

とっさの出来事で笑い返すしかできなかったんですが、見送った後帰りながら、仕事帰りで何かもう一つ行動できるってかっこいいなぁ と思ったのでした。

1日は24時間ある訳で、仕事はそのうちの9時間くらい。睡眠7時間を引いても8時間は自分に残るんですよね。

仕事と別に目標があると、この8時間がとっても大事に使える。
ここが充実すると、何故か仕事も上手くいくようになる気がします。

情熱の向け先が仕事一本だと、仕事以外の事を犠牲にしてしまいがち。でも、複数の対象があることで何も犠牲にしない心構えができる。
この心構えが、仕事を効率的に進めたり、1日の仕事に見切りをつけて切り上げるためには必要なんだと思います。

そうこう言っている僕も、今週は3冊の本を読了しました。
朝と夜で1日に3時間づつ読書をしてるのでなかなかのペースです。

一旦波に乗れば、こういう習慣て長続きできます。長距離走のつもりで、情熱の炎を守っていきたいと思います

2013年2月14日木曜日

文化サロンをつくりたい

色んな人が集まる、文化サロンがつくりたい。もしくは、どこかに通いたい。
もっともっと、知的好奇心の満たされる場所が欲しい。


ずーっと行きたいと思いながら、行けていないところがいくつかあります。
一つが小布施堂の小布施ッション
http://www.obusession.com/

「毎月一回、ゾロ目の日に催される小布施ッション」
コンセプトをHPから引用すると、こんなイベントです
・・・




オブセッション Obsession[1680]
英語。名詞。取りつくこと。強い思い、アイデイア、意欲、こだわり、感。人を惹きつけるモチベーション。
小布施ッション Obusession[2001]
日本語。名詞。
1.栗と北斎で知られる町、長野県小布施町が大好きだということ。
2.小布施で毎月一回、ゾロ目の日に催されるイベント。各界で先駆的な仕事をしている講師を招き、知的で有効な情報交換を行った後に、おしゃれ、且つ気楽に、おいしい小布施の料理と酒を楽しみながら、おもしろい出会いを重ねる会。「Obsession」には「u」が入らないが、小布施で使う 「Obusession」には「u」が入る。この場合「u」=「you」、つまり「みなさん、あなたがた」が必要という意味も含む。
・・・

要は、世界的に活躍する講師のセッションを受けたあと、美味しい酒と肴でワイワイするイベントです。楽しそうですよね。 

もう一カ所は清水のスノドカフェ
http://www.sndcafe.net/

同じくコンセプトを引用すると、こういうところです。

・・・

about

sndc_110607_01.jpg
オルタナティブスペース・スノドカフェ
創造の場としてのカフェをコンセプトにギャラリー、アコースティックライブ、演劇、勉強会などさまざまなイベントを開催しています。
活発なコミュニケーションが生まれる場所でありたいと考えます。
【貸切ご利用案内】
収容人数 40名まで
料金 3時間 3,675円(平日)5.250円(土、日、祝)
   全日  9,450円(平日)15.750円(土、日、祝)
   (12:00〜22:00が使用可能)
・・・
コンセプトと合わせて利用案内まで引用したんですが、貸切料が格安ですよね。
一度食事をしに行ったことがあるんですが、雰囲気のいい建物で、ここを前日2万以下で借りられるのは魅力的です。
スノドカフェの凄い所は、持ち込み企画の数です。月間5回以上、何かしらの出し物があります。それに、企画のジャンルが幅広い! 定期企画で「文章の書き方講座」「古典戯曲を読む会」「現代アート研究会」などを行いつつ、単発で演劇・演奏会もしています。
ここが家の近くにあったら通っちゃうなぁ。

この2つに共通してるところって、「ジャンルが幅広い」だと思うんです。
何か特定のジャンルについて詳しくなりたければ、東京にも素敵な場所はたくさんあります。ただ、なんとなく多様性が足りない気がするのも事実です。
アートイベントはアートの知識・興味がある人だけ。文章講座は文章に興味のある人だけ。 
・・これでもいいんですが、ある日、アートイベントに来たらたまたま休みで、仕方なしに文章講座受けてみたら面白い人に出会えてそっちにハマっちゃう・・ ような環境があってもいいと思うんですよね。
アート畑の人はアートの事しか話さない・・みたいな狭いコミュニティには属したくなくて、幅広いジャンルで話し合える場所が欲しいな。と思うんです。

2013年2月7日木曜日

山形帰り

出張で山形に来ている

ここに来るのは9月以来。 残暑が残っていたあの頃と比べると、雪だらけの今は景色が違いすぎて、別の場所みたいだ。

こうやって取引先を訪問し、現場を見せてもらうと、俄然やる気が出る。 仕事の繋がりがイメージできて楽しくなる。 やっぱり、オフィスの中だけじゃ仕事はできないんだな。

きっと、同じように、現場の彼らもフロントエンドの仕事が見たいはず。
今度、彼らが東京に来た時は本社を案内してあげよう

やっと一つの仕事が終わろうとしていて、この期間を通じてだいぶ取引先と仲良くなれた。
何かプロジェクトを終わらすと、決まって仲間が増えている。
こうやって仲間を増やしたいが為に、オレ達は必死に働くんじゃなかろうか

とりあえず、一段落。今日はジュースで乾杯!

2013年1月31日木曜日

ナガオカケンメイの考え 感想


デザイナー、ナガオカケンメイの日記集。いい本なので、感想を少々。


まず、僕は彼が好きだ。
彼のしている事業が魅力的なのもあるけれど、何より、綺麗事だけを並べようとしないところがいい。

『普通のサラリーマンなんてない。仕事をナメるな』

『仕事は練習の場所ではない。仕事以外の場で各々が練習・ウォーミングアップをし、初めていい仕事ができる。それをしない奴は勘違いをしている』

ある時は怒りを書き、ある時は喜びを綴る。 人の魅力って、『何をしているか』というのも大事だけれど、こういう、感情を表に出せたりする人柄もとっても大事な気がします。



彼の展開しているD&DEPARTMENTPROJECTも好き。

昔から長く生き残っている製品をロングライフデザインと呼び、販売しています。
http://www.d-department.com/jp/

多少高くても、飽きのこないデザインのものを長く使うのっていいですよね。 僕も物持ちがいい方なので、こういうのに弱いです。

一度彼女と自由が丘のお店に行った事があるんですが、扱っているものが本当に定番ものだらけで驚きました。 

例えば、この醤油差し



1958年の生産開始からずっと同じデザインで販売しているそうですが、見た目のハデさはありません。
正直、「これ買うんだったら、特選丸大豆醤油のガラス容器でいいわ」なんて思うくらい地味です。

でも、それが魅力なんですよね。 醤油差しに限らず定番デザイン・昔ながらのデザインなんですが、実家とかに置いてある古株の食器みたいな存在が、D&DEPARTMENTPROJECTで扱ってるようなものなんだろうな と思います。

見た目は地味なんだけど、見方によってはちょっとかっこいい気もする。 使っていくにつれ、結構かっこいいと思う。 みたいなカンジ。

バカ売れするようなものを扱っている訳じゃないので、儲けは少ないかもしれないけれど、こういう仕事かっこいいと思います。

PS.情熱大陸のビデオ見つけました。よろしければこちらもどうぞ
http://www.veoh.com/watch/v14213439zWr5HNFw







2013年1月29日火曜日

ログっておもろいね

僕が大学一年の8月から使っているサービスで、ブクログというのがあります。
WEB本棚で、自分の読んだ本を登録して、レビューを書けるサービスです。

自分の読書記録だけでなく、人のレビューを読んだり、気になる人の本棚を覗いたりもできるので、読書記録もつけつつ、次に読む本も探す一石二鳥なサービスとして使っています。



今日、久しぶりにブクログを眺めていて、読書グラフなる機能を見つけてしまいました。

なんてことはない、自分の読んだ冊数がグラフになってならんでいるだけです。
でも、自分が読んだ本の数なんて普段気にしないだけに、こうやって並べてみると面白いです。







大学生だった2008~2011年は、4・5月と10・11月の読書数が多いです。ちょうどCAPで企画準備にあたる期間なので、現実逃避+勉強の読書が多かったんだと思います。 試験前に普段気にもしなかった本を読んでみると、ハマってしまうのと同じ現象です

社会人になった2012年は、ここ5年で一番少ない読書数でした。ある程度時間があって、心にゆとりがないと読書もできないんですよね。そう言って読まないとどんどん読まなくなっちゃう。

読んだ本の『中身』ではなく『数』から、「あの頃こんな暮らししてたな~」なんてイメージが湧いてきたのが、なんだか楽しい発見でした。

記録する時には意味がなくても、並べかたで結構おもしろく解釈できちゃうものなんですね



2013年1月24日木曜日

企画のふりかえり

12月に実施した、チャレセン同窓会のふりかえりを行いました。

この手の、非営利企画はふりかえりが大切。会が終わると形としてはなにも残らないので、企画に協力してくれた皆に還元できるのはのは体験だけです。

その体験を、学びに落とし込むのがふりかえり。成功点、反省点を皆で出し終えた後には、2時間で急造したPPTを使いながら総括をしてふりかえりを終えました。

社会人と学生の共同企画だった同窓会。  僕ら社会人側の立場としては、こういう企画の準備を通じて、何かしら学生に刺激を与えたい。  自分達の所属していた組織が、少しでも活性化してくれたら嬉しいと思って、今回は資料作りまでしてみました。

久しぶりに仕事以外でPPTを使ってみて、考えの整理がてら作ったのが下のスライドです。
こうやって誰かに教える為に準備することで、実は一番学ばせてもらっているのは自分かもしれないな。 なんて感じた日曜でした。





2013年1月20日日曜日

本当はいつだって白紙なのに

年越しは、いつも長野にいる。

12月31日と、1月1日はなんでこんなにも意識が違うんだろう。
昨日と今日の間で、自分の何かが変わるとは思えない。でも、目の前にあるのが使いかけのノートか新品のノートかで、開いた1ページに書くときの気持ちの入れようは異なったものになる。

元々が完璧主義な僕は、書きかけのノートで、古いページに汚い文字や誤字なんかがあったりすると、すぐ新しいノートに変えたがってしまう。

リセットして、綺麗なノートを取ることで、完璧なノートが完成する可能性を感じられるから。

でも、きっと、昨日と今日がさして変わらないように、新しいノート、新しい年だって、実はそんなに変わっていない。

そういう意味で、何もかもをリセットして新しい時間を作り出す事はできないんだ。

僕らができるのは、時間の一部を切り出して考える事だけ。

年明けに新しい気持ちになるのは、無意識に切り取る時間範囲を「今日」だけにするからだと思った。

何か上手くいかなかった時は、つい「来年こそは」と思うものだけど、時間の切り取りを自分で意識的にすれば、毎日を白紙にすることもできるんだな。

以上雪を見ながらの考え事でした

2013年1月14日月曜日

はじめに

どうもはじめまして。このブログを書いているいっせです。
今更ですが、『はじめに』設けてみました。
とっても個人的ですが、出会った人や訪れたところ、その時感じたことを残していきたいな。と思っています。
記事にはタグがついていて、イミはこうなってます。

ソト:日常の生活圏外であったこと・感じたこと。旅の記録など

コト:催し事・イベントへの参加記録

モノ:気に入った物・便利な物・好きで使っている物

ヒト:魅力的な人・気になる人・大事な人

ホン:読書記録

コウ:考察・考え

久しく会っていない方には近況報告に、出会った事のない方には自己紹介に、趣味の合う方には情報交換になれば嬉しいです
どうぞよろしくお願いします。

2013年1月3日木曜日

身に付いたスキルで何をする?

ここ一年仕事をした感覚だと、あと一年仕事に没頭すれば商品開発のいろはがわかる。

あと二年仕事に没頭すれば、営利改善も含めた収益向上の為の打ち手が打てるようになる。

あと三年仕事に没頭すれば、海外現地法人で仕事ができる。


三年目を目前に、仕事が、見えるようになってきている。
これはこれで頑張ればいいとして、一番大事なのは「身に付けたスキルで何をする?」という問いに答えを持っておく事だ。


元々ボランティアや社会貢献がしたくて、その為のスキルを身に付けに入った会社だ。超一流の人達と仕事ができ、スキルは身に付いていくと思う。


問題はそのあと、何に人生掛けるかだ。 イマイチ決めきれないけど、今年一杯で何かしらの答えを用意したい。

今のところは、やっぱり地域活性化かな。地元の人達とワイワイやりながら企画を考えるのが好きなんで、皆で考えた企画で地域経済を潤わせられたら幸せだと思う。

ステージは、日本でなくてもいいけれど、アジアのどこかにしたいな。

まだ大した絵は書けないけど、今よりスキルを身に付けた一年後、どんな絵がかけるか楽しみです

進化のゆくすえ

仕事中心で暮らしていると、どうも不自然な事になってくる。

深夜まで仕事をしてタクシーで帰ることが当たり前のようであったり、膨大な仕事を片付ける事に注意が行き過ぎ、私生活が疎かになったりする。 残業が増えれば給料も上がるが、その金は残業後の外食代や出張先の遊び代で消えていく。

こういう日々を送っていると、感性が鈍る気がしていけない。

バタバタと仕事をし続けると、こんな気持ちすら抱かなくなる。 毎年正月は長野で過ごす事にしているが、この田舎で過ごす時間がなければ、こんなことも考えず、感性なんて考えを忘れてしまいそうだ。

生物学で言うところの進化とは、環境に適応することだ。
僕らも生きている中で、置かれた環境に適応を繰り返して進化・成長している。 一つの環境で過ごす時間が長ければ長い程、その環境に適した人間ができあがっていくんだろう。

2012年は、仕事に没頭した一年だった。研修から戻って異動になった配属先で、社会人の初めの一歩を踏み出した。

どんなに実りある一年だったとしても、その環境に身を置くということは、「環境に応じた進化を余儀なくされる」ということを頭に入れていこうと思う。

仕事は楽しいが、もっと楽しいことがあるかもしれない。そこへのレーダーになる感性を失ってしまっては、仕事を辞められなくなってしまいそうだから。