2012年5月29日火曜日

小さな変化を楽しめるのか

努力できる人と、そうでない人は脳の作りが違うのだという


努力できる人は、些細な変化に楽しみを見いだせる人  そうでない人は、些細な変化に楽しみを見いだせないのだそう


些細な変化に目が向くかどうかはその時のコンディション次第だけれども、何にでも楽しみは見いだせる人でいたい

2012年5月27日日曜日

東京で暮らすこと

今月、千葉の実家に帰省した際、近くのギャラリーのオーナーと話をした。

一時期パリに住んでいたというオーナーは元美術教師。仕事を辞め、自宅のアトリエを改造しギャラリーを作ってからは、たちまち翌年の展示スケジュールも埋まるような人気のギャラリーに育て上げた。

カワセミも訪れる川沿いに建てられた建物は趣味がよく、ゆっくり芸術観賞をするのにもってこいだ。


煎れて貰ったコーヒーを手に、絵を眺めながら話をする

去年から社会人になり、東京で働いていること。帰りが遅く、家ではほとんど寝るだけの生活になっていること 。

僕にとっては普通の、自分の暮らしぶりを話した。

この時オーナーに言われた言葉が印象的だった

『いや~、東京に住んでるなんて大したもんだ。!お金もかかるし、なかなか住めたもんじゃない。すっかり東京の顔になったね』

うーん、なるほど。そういうものかも知れない。

僕にとっては東京の会社で働くことは当たり前だった。 もちろん家も東京(本当は市川市に住んでる)で、地方より高い物価で生活している。

でも、一歩引いて回りを見渡すと東京で働いている人なんて、ほんの一握りだ。

風邪をひいて、体調を崩すと改めて健康の大切さがわかるように、東京を離れ、地方に住むと改めて『東京で暮らす』ことの凄さがわかるのかもしれない。


ただ田舎にすむおばさんに言われても響かないが、世界を点々としてアーティストと日常的にやりとりをするオーナーから言われて、妙に説得力を感じた。

僕は、東京をもっと利用できるのかもしれないな

山梨の自然に囲まれて

GW、山梨のキープ協会に宿泊してきました。




新緑の美しい季節、新しく買ったレインウェアを着て森の中を散歩したり、採れたて野菜や肉の料理を食べたり、東京では過ごせない贅沢な時間。





山梨は日本最大のワイン産地。 人生初のワイナリー見学もしてきました。 
甲府駅から徒歩5分程度のサドヤは地下の見学と試飲がセットで一人300円。試飲すれば買って持ち帰りたくなる訳で、計5本も買い込みましたが、ワイナリーを思い浮かべながら飲むワインは格別でした





自分用の旅のお土産って、物だけでなくストーリーがついてくるのがいいですよね。


勝沼のワインの丘ではタートヴァン(ワイン試飲用の器)を使ってワイン試飲がし放題。タートヴァンは1200円程度ですが、これでワイン50種類試飲。完全に元取りました。  後半は赤ワインの渋みが口に残り味がよくわからず・・  ちょっともったいなかったですが、酔っぱらったまま高速バスに乗り、旅は終了です。



東京の暮らしも刺激的で、楽しい事がたくさんあるけど、こういう田舎の楽しみの方が心が満たされる気がする。 
リフレッシュしたくなったら田舎への旅に限りますね

ブルーカラーの仕事、ホワイトカラーの仕事

先週、上司に調べものを頼まれた『この文献の中から〇〇に関係する記述を探してくれないか。30分後に報告頼む』

二つ返事で文献を受け取り、調査を開始。しかし、この文献に上司の求めていた情報は載っていなかった。 代わりにチームに関連する情報を見つけ、付箋でマーキング。内容もざっと理解し、30分後に上司に報告した。

・・ただ、僕の報告した内容は上司の求めていた情報ではなく、この仕事はやり直し。再調査になった。 
上司曰く、『今回欲しかったのは〇〇と●●の比較情報。商品開発に向けて特性理解が必要だから。 代替情報として欲しいのはネットでもいいからこの比較記事。 指示を受けた時には目的聞いた方がいいよ』


・・ごもっともです。


僕の悪い点として、指示を受けた際、目的を勝手に解釈して仕事を始めてしまう時がある。
長期のプロジェクトで、重要だと思うものは都度目的や進め方を確認しているが、こういう細かい(かどうかは会社が決めるとしても)タスクはつい頭より先に手を動かしてしまう。


これは、最初からそうだった訳ではない。 大学時代、イベントのバイトをしていた時に身に着いたのがこの習慣だ。

僕が大学時代にしていたイベントのバイトは、アーティストのライブやダンス発表会の設営から運営までをイベント会社の社員さんと共に取り仕切るのが仕事だ。 企画や進行は当然ながら社員さんが行うから、僕ら学生は手足となって動くのが仕事になる。 体を張って働く、完全なるブルーカラーだ。

このブルーカラーの仕事では、目的を考えることは必要ない。「このスピーカーあそこまで運んどいて」と言われたら、迅速に周りの学生をかき集めて運ぶと評価される。 いわば、『受けた指示をいかに早く結果に繋げるか』だけが評価される仕事だった。 段取りや作業順序を考えて工夫したこともあったが、目的に立ち返って仕事を考える必要はなかった


ところが、オフィスで働くホワイトカラーになると求められることは一転する。 「指示をいかに結果に繋げるか」という単純な話ではなく、「目的をどう達成するか」を考える事が重要になってくる。 必要であれば、指示を実行するための人員を増やすことも提案できるのだ。


目的を与えられるのと、指示を与えられるのとでは雲泥の差がある。 同じものとして捉えると、仕事をやり直すハメになるんですね

「目的」を明確に持つ なんてどんな本でも出てくる言葉だけど、目的を明確にできるとできないでは、仕事に相当な差が出る。 
今の自分は、ブルーカラー的に動くのが正しいのか、ホワイトカラー的に動くのが正しいのか、判断するステップを持つことが大事なようです

2012年5月14日月曜日

因果を考えろ

今日、一週間ぶりに上司に仕事の報告をした。

報告資料を作り、プレゼンして、最後に言われたのが「因果を考えろ」という言葉

結果がなぜ起きたのかにこだわり、物事を考えろ ということだった。

結果と要因とはよく言うものだが、因果と言われることは少ない。下手な日本語で説明されるより、シンプルに言われた「因果を考えろ」という言葉で僕の思考はまた変わっていく気がする。

当たり前と感じる指摘こそ、シンプルで奥が深いんですよ

2012年5月1日火曜日

環境に甘えた一年目

先週から、今年の新卒君達が配属されてきた。

どこの会社も同じだと思うけど、配属されて始めにするのが電話対応。

取引先や社内の他の部署からかかってきた電話を取って、転送したり質問に答えるだけなんだけど、これがよく鳴る。
あちらこちらで新卒君達が電話を取ってくれるので、今まで一番下っ端だった僕らはずいぶん助かります。 

でも、新卒君達にとっては一大事。鳴っている電話を取ってはみたものの、社内の事はほとんど知りません。回答を求めて担当の先輩社員へ質問に向かう新卒で、オフィスはごった返していました。



彼らを見ていると、『自分はこの一年で何が成長したのだろうか』と考えます。

電話対応は一人でできるようになったし、自分の担当商品の事も、人に説明できるレベルの知識にはなってきました。新卒社員としては、任せられている仕事の内容も濃いと思います。

でも、会社に入る時に求めていたような『経営力』は全く身に付いてないと思うんです。

『会社人生は長い。 一年で経営なんてまだ早い』という人もいるかも知れないけれど、僕はそうは思わない。
同じ年代で会社を経営している人間は無数にいるし、コンサルに就職したら、経営を学ばずに仕事なんてできっこないんです

一年という長い時間が経ったのに、自分の身につけたい力が身に付いていない事に焦りを感じます。

今日は連休でお休み。『経営力』を得るために自分がしていた事を振り返ってみると、ほとんど何もしていない自分と対峙せざるを得ませんでした。

半年間に及ぶ現場研修。研修を受けているだけで学んでいる気になり、与えられた課題だけをこなす日々。土日は同期と毎日の様に遊びに繰り出していました。

研修明けは急激に帰りが遅くなり、土日は片方で思いっきり眠り、もう一日はデートに費やすので精一杯。読書くらいしようと本を大量に買い込んでみるものの、読書ペースが続かず積読にしてしまった本も多いです。

こんな生活をしていて、『経営力が身に付いてない』というのは当たり前。 環境だけで自分を成長させることはできないのに、会社や自分に甘え、楽に流されながら一年が過ぎてしまいました。

今の自分は僕が一番嫌いな『かっこつけの口だけ野郎』です。

今日一日は、この事を思うだけで相当気分が下がりました。 
何から手をつけたらいいのかわからなくなって、ぼんやり散歩をしたりもしたけれど、結局は自分で自分を変えるしかありません。
能動的に身につけたい知識・経験をもう一度整理して、予定に入れ込んでいこうと思います。


連休が明けると5月病の季節。今年はちょっと早めに思い悩む事ができました。

風邪でゆっくり休むと治った時に体が軽くなるように、しっかり考えて連休明けに備えようと思います