2012年3月4日日曜日

一年前と、今、変わったこと

3月。2011年度最後の月。社会人生活1年目、新人でいられる最後の月でもある。


先週、会社で新卒研修の総括研修を終え、自分にとっての2011年度を振り返りたくなった。 

学生としてインプットすることが目的だった22年から、会社員としてアウトプットが求められる立場に。 親や、学校に保護されていた22年と自分で自分を守るしかない1年は、どんな違いがあったんだろう


まず思いつく違いは、「自分の関心事ではなく、会社の求める事に時間を費やす必要があるところ」かと思う。

平日の昼間に教わった業務は、一日だけでは習得できない。 帰りに復習したり、朝早めの出社をして、何度か試しているうちに自分の物になっていく。 データ回しの作業順序や、ミーティングの内容理解もそう。見聞きしたことを関連付けるには、どうしても時間を作って整理する必要がある。

平日遅くまで仕事をして、できれば休日に仕事の復習やスキルアップのための勉強をする。excelの使い方とか、そういう基本的なことは自分で勉強しないとついていけなくなる。 ただ、もちろん遊びにも行きたいし予定も入るので、こういう大事な部分に費やす時間を取るのは難しい

大学時代、勉強が必要なときはいくらでも時間を作ることができた。 勉強すべき対象も少なかったし、時間的な制約もなかったので自分のペースでゆっくり知識をつけてきた。 気分が乗ったら一気に勉強して、気分が乗らない時はまるで勉強しなかったり。無計画に思いついたら勉強してくればよかった。 

それに対して、会社に属していると勉強に使える時間が限られる。気分がいくら乗らなくても、勉強に使えるのは夜や休日だけ。それに、時間の制約もある。今日教わった作業手順で明日納期の仕事をするなら、勉強は今夜するしかない。 無計画に勉強しても、必要なアウトプットが出ないと勉強は無意味なものになってしまう。

時間がない中で勉強をするには、持ち時間で勉強できる大きさに内容を絞る事が必要だ。 この「絞り」をするための考える習慣を持ったことが、自分にとっての一番の成長点だと思う。

まだまだ完璧な「絞り」をすることはできないんだけれども、途中で「気分が乗ったからとりあえずやる」ような思考停止になる確率はかなり下がってきている。 大学時代に自分の強みだと思っていた、考えずにとりあえずやってみる「行動主義」は、会社に属してみるとあまり強みとは言えなかった。

いざという時に行動できるマインドは持ちつつも、行動内容・結果を詰め切ってから勝負する「詰将棋的思考力」がこれからのテーマになっていきそうだ。
まずは詰将棋が必要だという認識を持てたことが、今年度の学びだったとしよう

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