『仕事は自分で作るものだ』と聞くことがある。
つい最近までこの言葉を耳にすると『あぁ、仕事って自分で作ればいいのかぁ簡単だな』なんて思っていた。
確かに簡単につくれる仕事もある。掃除とか当番とか、そういう類のいわゆるルーティンワークだ。
手の空いたときに取り組めるし、新人でもやりたいと言えば容れられるのは間違いない。
こういった誰にでもできる仕事以外を自分で作ろうとした時、大きな壁が存在する。
『なぜ、自分がそれをやるか』ということだ。
仕事を作るプロセスは大まかに以下の通りだと思う。
①改善すべき課題に気づく
↓
②課題解決のための方法を考え出す
↓
③課題解決の具体的な計画を立てる
↓
④計画を遂行するための時間を捻出する
↓
⑤実行・解決へ
この中で③までは自分だけで解決できるが、③から④に進むには上長の承認が必要となる。また、課題解決に充てるために時間の捻出も不可欠だ。 いうなれば周囲の人々の協力無には作った仕事は実行できないことになる。
この『周りの人の協力を得る』ために必要なのが【自分がその仕事をする理由】だと思う。
例えばマニュアル作成であれば『自分が担当しているプロジェクトが来月山場を迎える。それまでに時間を確保しておきたいのでマニュアルを作って自分のルーティンに費やす時間を減らしたい』のような理由があると周りの人は納得する。
ここまで切迫していなくても、『将来マネージャーになって事業計画を立てたい。そのための訓練にもなるので今回の資料作成を自分にまかせて欲しい』とくれば承認したくなるはずだ。
要は仕事をつくるには周りを納得させられるだけの根拠が必要なんだな ということです。
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