2012年5月27日日曜日

東京で暮らすこと

今月、千葉の実家に帰省した際、近くのギャラリーのオーナーと話をした。

一時期パリに住んでいたというオーナーは元美術教師。仕事を辞め、自宅のアトリエを改造しギャラリーを作ってからは、たちまち翌年の展示スケジュールも埋まるような人気のギャラリーに育て上げた。

カワセミも訪れる川沿いに建てられた建物は趣味がよく、ゆっくり芸術観賞をするのにもってこいだ。


煎れて貰ったコーヒーを手に、絵を眺めながら話をする

去年から社会人になり、東京で働いていること。帰りが遅く、家ではほとんど寝るだけの生活になっていること 。

僕にとっては普通の、自分の暮らしぶりを話した。

この時オーナーに言われた言葉が印象的だった

『いや~、東京に住んでるなんて大したもんだ。!お金もかかるし、なかなか住めたもんじゃない。すっかり東京の顔になったね』

うーん、なるほど。そういうものかも知れない。

僕にとっては東京の会社で働くことは当たり前だった。 もちろん家も東京(本当は市川市に住んでる)で、地方より高い物価で生活している。

でも、一歩引いて回りを見渡すと東京で働いている人なんて、ほんの一握りだ。

風邪をひいて、体調を崩すと改めて健康の大切さがわかるように、東京を離れ、地方に住むと改めて『東京で暮らす』ことの凄さがわかるのかもしれない。


ただ田舎にすむおばさんに言われても響かないが、世界を点々としてアーティストと日常的にやりとりをするオーナーから言われて、妙に説得力を感じた。

僕は、東京をもっと利用できるのかもしれないな

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