2012年5月27日日曜日

ブルーカラーの仕事、ホワイトカラーの仕事

先週、上司に調べものを頼まれた『この文献の中から〇〇に関係する記述を探してくれないか。30分後に報告頼む』

二つ返事で文献を受け取り、調査を開始。しかし、この文献に上司の求めていた情報は載っていなかった。 代わりにチームに関連する情報を見つけ、付箋でマーキング。内容もざっと理解し、30分後に上司に報告した。

・・ただ、僕の報告した内容は上司の求めていた情報ではなく、この仕事はやり直し。再調査になった。 
上司曰く、『今回欲しかったのは〇〇と●●の比較情報。商品開発に向けて特性理解が必要だから。 代替情報として欲しいのはネットでもいいからこの比較記事。 指示を受けた時には目的聞いた方がいいよ』


・・ごもっともです。


僕の悪い点として、指示を受けた際、目的を勝手に解釈して仕事を始めてしまう時がある。
長期のプロジェクトで、重要だと思うものは都度目的や進め方を確認しているが、こういう細かい(かどうかは会社が決めるとしても)タスクはつい頭より先に手を動かしてしまう。


これは、最初からそうだった訳ではない。 大学時代、イベントのバイトをしていた時に身に着いたのがこの習慣だ。

僕が大学時代にしていたイベントのバイトは、アーティストのライブやダンス発表会の設営から運営までをイベント会社の社員さんと共に取り仕切るのが仕事だ。 企画や進行は当然ながら社員さんが行うから、僕ら学生は手足となって動くのが仕事になる。 体を張って働く、完全なるブルーカラーだ。

このブルーカラーの仕事では、目的を考えることは必要ない。「このスピーカーあそこまで運んどいて」と言われたら、迅速に周りの学生をかき集めて運ぶと評価される。 いわば、『受けた指示をいかに早く結果に繋げるか』だけが評価される仕事だった。 段取りや作業順序を考えて工夫したこともあったが、目的に立ち返って仕事を考える必要はなかった


ところが、オフィスで働くホワイトカラーになると求められることは一転する。 「指示をいかに結果に繋げるか」という単純な話ではなく、「目的をどう達成するか」を考える事が重要になってくる。 必要であれば、指示を実行するための人員を増やすことも提案できるのだ。


目的を与えられるのと、指示を与えられるのとでは雲泥の差がある。 同じものとして捉えると、仕事をやり直すハメになるんですね

「目的」を明確に持つ なんてどんな本でも出てくる言葉だけど、目的を明確にできるとできないでは、仕事に相当な差が出る。 
今の自分は、ブルーカラー的に動くのが正しいのか、ホワイトカラー的に動くのが正しいのか、判断するステップを持つことが大事なようです

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