2010年1月30日土曜日

WAVOCシンポに行ってみた

日、早稲田大学平山郁夫ボランティアセンター(WAVOC)主催のシンポジウムに行ってきました。

前半は活動をしている学生と教員の方々のプレゼン、後半がパネルディスカッション、最後に懇親会ももちろん参加で☆

テーマは「ふりかえり」で、社会貢献活動をした学生にどう関われば心に火がつくか、言い換えると『気付かせる』ことができるかというのがテーマ。
事例として上げられたのはふりかえり3つの種類
①教員が学生に対して問いかけをする。(コーチングのような、深堀り)
②教員・学生・第3者(企業・関係者)でのふりかえり。
③学生同士でのふりかえり。

それぞれ特徴を言うと、
①つぎつぎと突っ込むので、学生は考えるしかない状況になる。頭がフル回転し、思考が止められない。質問する側は、前向きな問いかけ(what,so what,now what)をし、行動できたものにはアクノレッジする事が大事。深い人間関係が必要なふりかえり。

②ふりかえりの前に、学生に省察シートを記入してもらう。それを第3者に読んでもらった上で、ふりかえりに臨んでもらう。視座(視点の高さ)の違いなどがわかりやすい。

③まずは組織の環境を整えることが必要。ぶつかる事を恐れず、ディスカッションできるような雰囲気で、思っている事を共有する。人の意見を聞き、いいアイデアだと思ったら『いいアイデアだ!』と口に出していく。参加者の土台に、たとえ反対しても、それは組織の為という意識を持っていることが大切。

ふりかえりとは、自分を紡ぐチカラ。
ふりかえりをすると、自分を語れるようになる。それこそが社会で生きていく力だと、シンポジウムでは伝えていました。

ここからチャレンジセンターとの違いについて書いてみる。
まず、参加している学生にサービスラーニングを受けているという意識がある。
これはすごく大きい事で、チャレンジセンターでのプロジェクト参加学生は活動そのものに興味はあっても、学びの場だという認識は浅い。そのため、ふりかえり自体も個人に焦点を当てたものは少なく、組織としてのPDCAを回すだけで終わってしまっている。

年を追う毎に活動自体もマンネリ化してくると、支援を受け続けるだけの悲しいサークルになってしまう。例え活動は毎年同じ企画を行っていたとしても、ふりかえりを始めとした学びの機会を取り続ける必要があるよね。
運営スタッフとしては、プロジェクト参加学生へ向けた省察会などは開く事ができる。2009年度は講師を呼んでのセミナーを2回行っているので、これプラスワークショップの開催をしていってもいいな。

まずは学生に、もう一度’’教育機関としてのチャレンジセンター’’を認識してもらう事!
4月の新入生ガイダンスまでに、方法を考えていきたいと思いますっ

0 件のコメント:

コメントを投稿