2012年1月21日土曜日

世の中の事を、色々考えたいんだ

休日、時間があるとついつい本屋に足を運んでしまう。


今はロフト付き6畳の1Kに住んでいるので、そんなに本を置く場所はない。 それに、読む時間も限られる。 僕は速読をする訳でもないので、一冊読むのに短くても2時間はかかる。 平日は夜遅くまで仕事をしているので、週末に買ったほとんどの本は週末だけで読むことになる。

最近は、ビジネス書のコーナーで立ち止まることが多くなった。 大学にいた去年まではほとんど読んでこなかった分野で、面白味も感じなかったけれど、自分が会社で働くようになって、少しづつ面白くなってきた。

大学時代、生物を勉強していた僕は、生物や環境の本を中心に読書をしてきた。サークルで“地域活性化”を豪語してフリーペーパーを発行していたこともあって、『街のコミュニティづくり』みたいなテーマの本もよく読んだ

環境と地域のコミュニティ。この2つの分野にとって、ビジネスとは響きのいい言葉ではなかった。

商品の大規模生産によって発生する森林伐採とか、田んぼにまかれる大量の農薬。 大型店舗の出現によって淘汰されていく商店街(もちろん商店街にも非はある) 企業の効率化の名のもと、経済成長の裏で失われていくものがたくさんある。その原因はグローバリゼーションや企業活動だと環境や地域づくりを書いた本は訴えていた

それが本当なら、ビジネスによって得られるものに比べ、失うものはなんて大きいのだろう。
それを鑑みずに利益を最大化していく事に、どんな意味があるんだろう。 こんな風に考えていた。


実際は自分が生活していく為に、カップめん食べるわ大型ショッピングモール利用するわしてたんだけど、なぜそんな生活が送れるかにはあんまり興味が湧かなかった。 というか、その仕組みを調べるのにハマってしまうと、ただでさえ答えのない『環境問題と自分の付き合い方』『地域のコミュニティとグローバリゼーション』みたいなテーマに自分の意見が持てない気がして、できるだけ避けるように過ごしてきたんだと思う。

心のどこかで「知らなきゃならないテーマ」だと思っていたのに、難しそうだし、環境や地域コミュニティの敵 だと思う事で知らないまま通すことを正当化してきたんだと思う。 井の中の蛙とは、僕のことです。。。


だけど、会社に入ってそんなことも言ってられなくなってきた。 
たとえば、売上データをまとめてグラフを作る。 グラフには当然波がある。 じゃあ、なんで波があるの? と考えると、さっぱりわからない。
日経を購読する。 いろんな記事がある。 じゃあ、弊社にはどんな影響があるの? と言われると、やっぱりわからない。

これじゃいつまでたってもクリエイティブな仕事なんてできない。やっぱり知識はつけなくちゃ

それ以前に、自分の生活を成り立たせてるものを考えると、全部ビジネスのおかげなんだよな。 と考えると、その仕組みを知りたくなってくる

ビジネス・・というか、経済はどうあるべきかを考える。それは自分の生活を考える事にもなる。
ひいては、社会がどうあるべきか考えることにもつながる


どんなテーマにも、考えるには材料が必要。 今の自分が持っている材料だけだと薄い議論しかできないから、もっと知識が欲しくなってしまうんです

そんな言い訳をしつつ、今日も本を持ち帰ってしまいました。

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