
概要をざっくり言うとこんなカンジです。(ドキュメンタリーなので、かなり主観入ってます。)
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瀬戸内海の祝島では一次産業を中心に住民が暮らしていましたが、中国電力が原子力発電所建設を計画。
生まれ育った島に住み続けたい住民と電力会社が対立しています。
祝島は生物多様性のホットスポットであり、貴重な生物が多く生息しますが原子力発電所が建つことで環境への影響が心配されます。
原子力発電は燃料を冷やし続ける必要があり、内部に海水を循環させて熱を逃がすので、周囲の水温を4℃以上も上げてしまうのです。
夏場、水温が高い海から釣った魚を冷たい水の入った生簀に入れると死んでしまいますが、常にそれくらいの温度差が生まれることになります。
海水温の変化は潮の流れも変えることが懸念され、影響は計り知れません。
しかし、環境アセスメントでは影響なし というのが中部電力側の見識です。 本当にそうなんでしょうか
途中には自然エネルギーをいち早く推進したスウェーデンの状況も取り上げ、新しい選択肢を提示します。
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日本のエネルギー政策は原子力発電一辺倒です。
福島第一原発で事故が起きたことで状況は変わるかもしれませんが、今まで電気=原子力という式は崩れる事はありませんでした。
日本には資源がない というのが主な論理ですが、自然エネルギーを利用するための環境は揃っています。今回の事故を機に国策として取り組めないものでしょうか
今のところ、日本の自然エネルギー導入にはコストがボトルネックになっています。
そのため一気に自然エネルギーを導入するのは無理だと思いますが、スウェーデンのように
①電力会社の民間参入を許可する(送電線へのアクセスを認める)
②電気に自然エネルギーの認証マークをつける
ことで地域レベルなら自然エネルギーを普及することができるのではないかと思います。
経済成長にも直結するエネルギーのこと。 もっと多くの人が考える出すために観るといい映画です
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