今月、千葉の実家に帰省した際、近くのギャラリーのオーナーと話をした。
一時期パリに住んでいたというオーナーは元美術教師。仕事を辞め、自宅のアトリエを改造しギャラリーを作ってからは、たちまち翌年の展示スケジュールも埋まるような人気のギャラリーに育て上げた。
カワセミも訪れる川沿いに建てられた建物は趣味がよく、ゆっくり芸術観賞をするのにもってこいだ。
煎れて貰ったコーヒーを手に、絵を眺めながら話をする
去年から社会人になり、東京で働いていること。帰りが遅く、家ではほとんど寝るだけの生活になっていること 。
僕にとっては普通の、自分の暮らしぶりを話した。
この時オーナーに言われた言葉が印象的だった
『いや~、東京に住んでるなんて大したもんだ。!お金もかかるし、なかなか住めたもんじゃない。すっかり東京の顔になったね』
うーん、なるほど。そういうものかも知れない。
僕にとっては東京の会社で働くことは当たり前だった。 もちろん家も東京(本当は市川市に住んでる)で、地方より高い物価で生活している。
でも、一歩引いて回りを見渡すと東京で働いている人なんて、ほんの一握りだ。
風邪をひいて、体調を崩すと改めて健康の大切さがわかるように、東京を離れ、地方に住むと改めて『東京で暮らす』ことの凄さがわかるのかもしれない。
ただ田舎にすむおばさんに言われても響かないが、世界を点々としてアーティストと日常的にやりとりをするオーナーから言われて、妙に説得力を感じた。
僕は、東京をもっと利用できるのかもしれないな
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